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About Malocclusion
日本人の不正咬合の割合を見ていると、
このような順位になります。
叢生が最も多い結果になっていますが、現在の学校検診では虫歯がある子供よりも叢生の子供のほうが目立つと言われるほど、日本人に最も多い不正咬合であると言えます。
そもそも咬合(かみ合わせ)は以下の3つの要素になります。
少し難しい項目になってしまいましたが、このどれかに問題がある場合、不正咬合になっている場合があります。
つまり、歯列不正によって特定の歯に集中した負担がかかっている、顎の位置に問題があると不正咬合になると言えます。
これら3つの要素に問題が発生する原因としては、以下の3つが主な原因であると考えられています。
したがって、小児期の1期治療で対応することで将来不正咬合になるリスクを減らすことができるため、7歳前後で歯列に以上を感じたら、一度矯正医に相談することが理想です。大人の方も、諦めずにきちんと矯正治療をして、不正咬合を解決していくことが、歯列以外の機能的な要素の問題が改善される要因になると言えます。
叢生は、歯が萠出するスペースが少なく、窮屈になった歯が押し出されるようになるため、デコボコした歯並びになる不正咬合の1つです。歯の清掃性が著しく低下し、虫歯や歯周病を併発しているケースが少なくありません。
また、噛み合わせに問題が発生している場合があり、特定の歯や顎に強い負担がかかることによって、歯周病の進行因子や顎関節症の原因となっている場合があります。
上顎前突は出っ歯のことです。上顎が前に出ることによって、上顎前歯が突出してしまう状態の不正咬合です。
お口が閉じにくいことによって、虫歯や歯周病になるリスクが高くなる、お口の中が乾燥することによって喉風邪をひきやすくなるなどの問題が発生します。
また、前歯が出ることから審美障害が発生することも大きな問題になります。
全体的に隙間がある歯列=空隙歯列
前歯の2本の間に隙間がある=正中離開
このような定義がありますが、平たく言うとすきっ歯のことです。隙間が目立つなどの審美障害が問題点としてあげられますが、中には捻転(歯の捻じれ)を併発しているケースもあります。
食べ物が挟まりやすいと言われていますが、歯ブラシは届きやすいので、丁寧に清掃し、メンテナンスを行えばその問題は解決できます。
開咬は奥歯のみが噛み合い、前歯は噛み合うことがない不正咬合のため、オープンバイト(開いた噛み合わせ)と呼ばれています。前歯で食べ物が噛み切れないという機能的問題がありますが、一番の問題は前歯で噛まないため、奥歯へ強い負担がかかることです。
本来奥歯の負担を減らすために前歯や犬歯がかみ合わせをコントロールしているのですが、前歯がや犬歯がその役割が果たせないため、奥歯や顎関節に問題が発生するリスクがとても高くなります。治療した奥歯が割れてしまう、顎関節症になるなどの問題が発生してしまうので、将来を考えると矯正治療を行うことが理想と言えます。
過蓋咬合は下の歯が隠れてしまうほど深いかみ合わせの状態である不正咬合です。
これらが懸念点として挙げられます。深い噛み合わせは様々な問題を引き起こす原因となっている場合がありますので、注意が必要です。
反対咬合は上下反対の噛み合わせになり、「しゃくれている」ように見えてしまいます。
これらが問題点として挙げられます。
外科治療(顎変形症の治療)を検討される方がいらっしゃいますが、外科的アプローチが本当に必要であるかを診断することによって、外科治療が必要ない場合がありますので、検査を行った結果を元に矯正医ときちんと話し合い、治療計画を提案してもらうことが重要です。
歯並びを気にされて矯正を検討される方が多くなってきています。
特に新型コロナウイルス蔓延以降はマスクをしているため、今のうちに矯正治療を始めようとお考えになられているかたもいらっしゃると思います。
一方で、歯並びの問題以外にも機能的問題が一緒に解決されたらいかがでしょうか。
また、矯正治療をして、大切な天然歯を守ることができるとしたら素晴らしいことだと思います。
当院は日本矯正歯科学会認定医による矯正治療と日本歯周病学会認定医である院長が、あなたがより良い歯並びと機能を手に入れるために、最善を尽くします。まずは、ご相談からでも受けまわりますのでお気兼ねなくご予約ください。
当院のコンセプトが知りたい場合は、大人の矯正歯科、子供の矯正歯科のページもお読みください。
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