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Case Study
プラークは結論から言うと、細菌の塊です。
この細菌たちは、常在菌と行ってお口の中にいて、普段は共生を取りながら悪さをすることもなく、生息しています。お口の中が不衛生な状態だと、細菌は悪さをして虫歯や歯周病の原因となるのです。
このプラーク1mgの中には300種、1億個の細菌がいると言われておりますが、その全てが悪さをするわけではありません。
ここまではみなさんも読んだことがあるのではないでしょうか?
ここからは実際に、歯磨きをしないと何日でどれくらいプラークが付着するのかを実験しましたのでご紹介します。
さて、実際に何日でプラークが溜まるのかを写真を見ながら解説していきましょう。
※この実験は歯を3日間磨かず、1日1回染め出し液を塗布して、どれだけプラークが付着するのかを可視化した実験です。
0日目はきちんとクリーニングしたこともあって、染め出しをしてもプラークが付着していませんね。セルフケアのみではプラークを除去するのが難しいため、定期的にプロフェッショナルクリーニングでこの状態にリセットすることが重要ですね。
いかがでしょうか。
1日経過するだけでプラークがびっしり付着していることがわかりますね。
注意してみてほしいところは、歯の表面というよりも歯と歯茎の境目や歯と歯の隙間にプラークが多く付着していることがわかりますね。
左右から見てみると、特に奥歯の部分の歯の根元にはびっちりプラークが付着していますね。 歯と歯茎の間、歯と歯の隙間がどれだけプラークが溜まりやすいかをご理解いただけると思います。 これが1日経過時に付着するのです。これを取りきらずに放置しているとどうでしょうか。 想像しただけでもぞっとしますね。
3日経過すると、プラークは隙間なくびっちりです。
白い部分が残っていませんね。これだけ細菌が付着しているわけでですから、虫歯や歯周病になってしまうのも頷けるのではないでしょうか。
比較してみると、たった2日でこんなにもプラークがたまるのです。
細菌がこれだけ付着した状態で飲食をしていたらどうでしょうか。
自分のパートナーのお口の中が、このような細菌でびっしりしていたらどうでしょうか。
一緒に食事をするのも、キスをするのもためらってしまいますね。
この状態で生まれた自分の子供にキスしたり、食器を共有していたらどうでしょうか。
生まれたての赤ちゃんのお口に、大人のお口から虫歯の原因菌が移ってしまうということを具体的にイメージできたのではないでしょうか。
どうして歯医者が予防歯科や定期検診、メンテナンスをいつもしつこいくらいに提案してくるのかがご理解いただけたと思います。
この写真が最もわかりやすいのでは無いかと思います。歯の表面よりも歯と歯の隙間や歯と歯茎の間の色が濃いことがわかると思います。この部分にプラークが多く付着していることを示しています。
歯磨きは概ね歯の表面を磨く人が多いです。
でもそれだけではプラークは取りきれません。フロスを使用したり、歯と歯茎の隙間を丁寧に磨かなければなりません。
一生懸命毎日歯磨きをしているのに、虫歯や歯周病になってしまう方は、この部分の磨き残しが原因であることが多くあります。
力任せに磨くと炎症が起きたり、歯茎下がりの原因となるため、プラークを落としたいからと行ってゴシゴシやりすぎることも良いとは言えません。
一番大切なのは、ご自身でブラッシングとデンタルフロスを利用して日々のセルフケアを頑張ること。そして3〜4ヶ月に1回は歯科医院にいって、磨き残しをしっかりと除去してもらい、正しいブラッシング方法を教えてもらいながら、歯を大切に磨き上げていくことが重要です。
当院では日本歯周病学会認定医の院長と歯科衛生士があなたのお口をきちんと管理し、適切なブラッシング方法をお伝えしながら、プラークコントロールをサポートします。
プラークが主な原因の歯周病によって歯を失い、食事や会話の楽しみを奪っていくことをよく知っているからこそ、岩井デンタルオフィスは歯周病の治療、歯のプロフェッショナルクリーニング、予防歯科に力を入れているのです。
今からでも遅くはありません。
一度、当院にいらしてください。きっとお力になれると思います。
岩井デンタルオフィスでは、歯科治療のセカンドオピニオンを受け付けております。
第三者の目線から公平に判断し、患者様の不安点を解消できるよう努めています。